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そうめんは前日に茹でておいても、お弁当に使えます。ポイントは、表示どおりの時間で茹でてぬめりをしっかり洗い、ひと口分ずつくるっと巻いて密封し、冷蔵庫で保存することです。ただし、食感は当日の朝に茹でたほうがよく、夏場は食中毒を防ぐために保冷剤と保冷バッグで持ち運ぶことが欠かせません。
暑い日のお昼に、つるっと冷たいそうめんを食べたい。でも朝は忙しくて、お湯を沸かして茹でる時間がない——そう考えて、「前日に茹でておけば楽なのでは?」と思いついた人も多いのではないでしょうか。
ところが、茹でたそうめんをそのまま冷蔵庫に入れておくと、翌朝には麺同士がくっついてかたまりになっていたり、のびて食感が落ちていたりします。お昼に開けたら、麺がべちゃっとしてがっかりした、という経験がある人もいるかもしれません。
この記事では、前日に茹でたそうめんをおいしく保つ茹で方と保存方法を、手順を追って図解します。朝の詰め方、つゆの持って行き方、夏のお弁当で気をつけたい食中毒対策まで、まとめて確認していきましょう。

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目次[閉じる]
そうめんは前日に茹でてもお弁当に使える?
結論から言うと、前日に茹でたそうめんでもお弁当は作れます。ただし、そのままでは翌日においしく食べるのが難しいため、茹で方と保存の仕方にひと工夫が必要です。まずは、前日に茹でるメリットと注意点を整理しておきましょう。
前日に茹でるメリットと注意点
前日に茹でておく最大のメリットは、朝の時間を大幅に短縮できることです。お湯を沸かして茹で、冷水で締める作業がなくなるので、朝は詰めるだけで済みます。夏の暑い朝にコンロの前に立たなくてよいのも、うれしいポイントです。
一方で、茹でたそうめんは時間がたつと水分を吸ってのびたり、麺同士がくっついたりします。お弁当の専門メディアでも、食感を重視するなら当日の朝に茹でるのがおすすめとされています。つまり、前日茹では「朝の手間を減らす代わりに、少し食感をゆずる方法」と考えておくとよいでしょう。
冷蔵でいつまで持つ?
茹でたそうめんは、水気をしっかり切って密封し、冷蔵庫で保存すれば、翌日のお弁当に使えます。ただし、時間がたつほど食感が落ちるので、前日の夜に茹でて、翌日のお昼に食べきるのが目安です。
2日以上置きたい場合は、冷凍保存もできます。ただ、冷凍するとコシや風味が落ちやすく、冷たいまま食べるより、温かいつゆでにゅうめんにするほうがおいしく食べられます。お弁当の冷たいそうめんに使うなら、冷蔵で翌日までにしておきましょう。
前日に茹でるときのコツと手順
前日に茹でたそうめんを翌日もおいしく食べるには、茹でるところから保存するところまで、いくつかのコツがあります。全体の流れを図にまとめました。
茹で方:酢を少し入れて、表示どおりの時間で
茹でるときは、たっぷりのお湯に、お湯1リットルあたり10mlほどの酢を入れると、麺が締まってのびにくくなります。酢のにおいは茹でている間にほとんど飛ぶので、気になりません。
茹で時間は、パッケージに書かれた時間を守りましょう。「時間がたつとのびるから」と短めに茹でると、麺の芯が水分を吸いやすくなり、かえってのびやすくなります。また、機械製のそうめんより、手延べそうめんのほうがのびにくいとされています(参考:田窪綾(フードライター))。
ぬめりを洗い、水気をしっかり切る
茹で上がったら、すぐにざるに上げて流水で冷やし、麺をもむようにしてぬめりを洗い流します。このぬめりが残っていると、時間がたったときに麺同士がくっつく原因になります。
洗ったら、ざるを軽くふって水気をしっかり切りましょう。ざるの上で麺をドーナツ状に広げると、真ん中から水が落ちやすくなります。水気が残っていると麺がのびやすく、お弁当の中で水がたまる原因にもなります。
ひと口分ずつ巻いて密封保存
水気を切った麺は、フォークや箸でひと口分ずつくるっと巻いて、小さなかたまりにしておきます。こうしておくと、翌日になっても麺同士がくっつきにくく、お弁当箱にもきれいに詰められます。
巻く前に、サラダ油やごま油をほんの少しからめておくと、さらにくっつきにくくなります。巻いた麺は、空気に触れないよう保存容器や保存袋に入れて密封し、冷蔵庫で保存してください。
朝の詰め方と持って行き方
前日の準備ができていれば、朝は詰めるだけです。お昼においしく食べるための詰め方と、つゆの持って行き方を紹介します。
麺とつゆは別々に
そうめんとつゆを同じ容器に入れると、お昼までに麺がつゆを吸ってのびてしまいます。つゆは必ず別の容器に入れて持って行き、食べる直前にかけるか、麺をつけて食べましょう。
朝、冷蔵庫から出したそうめんは、くっついていたら少量の水でさっとほぐしてから、水気をよく切って詰めます。麺の下に小さく切ったきゅうりや大葉を敷いておくと、麺がお弁当箱の底にくっつきにくくなります。
スープジャーでつゆを冷たく
つゆを冷たいまま持って行きたいなら、保冷できるスープジャーが便利です。前日の夜につゆを冷蔵庫で冷やしておき、朝に氷を2〜3個入れてからスープジャーに注ぐと、お昼まで冷たさを保ちやすくなります。氷が溶けて薄まる分、つゆは少し濃いめに作っておきましょう。
つゆを凍らせて持って行く方法もあります。前日に製氷皿でめんつゆを凍らせておけば、お昼ごろにはちょうどよく溶けて、保冷剤の代わりにもなります。
具材は水気の少ないものを
そうめん弁当の具材は、錦糸卵、ハム、ツナ、ゆでた鶏ささみ、きゅうり、大葉など、水気の少ないものを選びましょう。トマトのように水分が多いものは、麺を水っぽくするうえ、傷みやすくなる原因にもなります。
卵は中まで火を通し、ささみなどの肉類もしっかり加熱してから、冷まして詰めます。いつものめんつゆに飽きたら、柑橘の香りがきいたつゆでアレンジするのもおすすめです。
夏のそうめん弁当で気をつけたい食中毒対策
そうめん弁当は、火を通した麺を冷たいまま食べるお弁当です。夏場は気温が高く、食べるまでの時間に菌が増えやすいので、温度管理にいつも以上に気を配りましょう。農林水産省も、お弁当はよく冷ましてから詰め、保冷剤を入れた保冷バッグで持ち運ぶよう呼びかけています(参考:農林水産省)。
- 麺も具材も、しっかり冷えた状態で詰める(温かいものと一緒に詰めない)
- 保冷剤を入れた保冷バッグで持ち運び、職場や学校では冷蔵庫に入れる
- 麺を扱う前は手をよく洗い、清潔な箸や容器を使う
- 前日に茹でた麺は、においやぬめりに違和感があれば食べない
保冷剤は、お弁当箱の上にのせると冷気が下に伝わりやすくなります。冷やしたつゆや凍らせたつゆを一緒に入れておけば、保冷効果がさらに高まります。
カロリーを抑えたい日は、糖質ゼロ麺を使った麺弁当もおすすめです。
よくある質問
前日に茹でるそうめん弁当について、よくある疑問に短く答えます。
そうめんを前日に茹でても大丈夫ですか?
水気をしっかり切って密封し、冷蔵庫で保存すれば、翌日のお弁当に使えます。ただし食感は当日の朝に茹でたほうがよいので、前日茹では朝の手間を減らしたい日向けの方法です。
前日に茹でたそうめんがくっつかない方法は?
ぬめりを流水でしっかり洗い、水気を切ってから、ひと口分ずつくるっと巻いて保存します。少量の油をからめておくと、さらにくっつきにくくなります。
そうめん弁当のつゆはどうやって持って行けばいいですか?
麺とは別の容器に入れて持って行きます。保冷できるスープジャーに氷と一緒に入れるか、製氷皿で凍らせたつゆを持って行くと冷たさを保てます。
夏にそうめん弁当を持って行くときの注意点は?
麺も具材もしっかり冷えた状態で詰め、保冷剤を入れた保冷バッグで持ち運びましょう。着いたらできるだけ冷蔵庫に入れ、においなどに違和感があれば食べないようにしてください。
まとめ:前日茹では「洗う・巻く・密封」と保冷が決め手
前日に茹でるそうめん弁当について、ポイントを振り返ります。
- そうめんは前日に茹でてもお弁当に使えるが、食感は当日茹でにはかなわない
- 茹でるときは酢を少し入れ、時間は表示どおり。短めはかえってのびやすい
- ぬめりを洗って水気を切り、ひと口分ずつ巻いて密封し冷蔵する
- 麺とつゆは別々に。つゆはスープジャーか凍らせて持って行く
- 具材は水気が少なく、しっかり火を通したものを
- 夏は保冷剤と保冷バッグで持ち運び、着いたら冷蔵庫へ
前日の夜に少しだけ準備しておけば、朝は詰めるだけでひんやりおいしいお昼が完成します。暑い日のお弁当に、ぜひ取り入れてみてください。


